【PHOTONEXT2025を振り返って】
- みさわたけひこ

- 9月19日
- 読了時間: 3分
フォトネクストとは、営業写真向けの業界ショーみたいなものです。 そこのセミナー会場で登壇して欲しいと。
PDAギャロップの山下さんから、お話しをいただいた時、
正直戸惑ってしまいました。
えっ、今さら還暦過ぎたオヤジが出て行っても、
今の最前線の若い人たちは誰も反応しないでしょ、と。
山下さんの話、
ママカメラマンさんや出張撮影の人たちは、集客と売上に関心が行き過ぎて、
写真を語る人がいないと。
確かにそうかもしれない。
フォトネクストの当日、私の話はちょっと的外れな感じになったかもしれません(汗)
でも、一緒に登壇していただいた藤田温君が私をリスペクトしてくれていて、
なんとか体裁を保ちました。
不完全燃焼の部分があり
後日、事務所で名古屋の友人を集めてほぼ同じ内容でリベンジしてみたけど、
みんなのリアクションを観察していると、
わたしの写真や考え方ではもう古いかもしれない…そんなことを感じてしまいました。

わたしが写真をはじめた頃は、 コマーシャル全盛時代でコマーシャルの大御所さん達がいっぱいで、 とてもそのジャンルに新たに参入していこうと思わなかったのです。
写真館の分野も伝統と縛りがきつくて、自分で新しいジャンルを作るしかなかったのです。
いまでは、出張撮影という同じようなジャンルで写真を撮る人たちがいっぱいになっていました。 ちょっとびっくり。
でも、この出張撮影というジャンルは歴史も浅いので、
コピー商品を作りまくる発展途上国のような状態だなあとも感じています。
コピー元をリスペクトする人も少ない。
そこから抜け出さないと、このジャンルの未来は厳しいかなあとも感じています。
そう考えたとき、
自分は誰をリスペクトして来たのだろうと思いました。
実は、このジャンルをはじめた1990年代当時は参考にするものがホント少なかったので、 人間としてリスペクトする恩師や、写真の腕がすごい師匠はいましたが、
写真を撮る上でリスペクトする人がいませんでした。
なので、ずっと
大好きなエリオット・アーウィット氏の写真集をひたすら眺めていました。
コピーしまくりました。

コピーしたつもりでも、完コピ出来るわけもなく、それが私のオリジナルを作っていったのかなあと思いました。

エリオット・アーウィット師の写真を真似ようとしたら、日本人ってベンチに上るときはクツを脱ぐのね(笑) しかも揃えるし\(^O^)/
◇
今回、大勢の前でお話しをさせていただく機会をいただき、 登壇までの準備中、終わってからもいろいろ考えることが出来ました。
今回、このような機会を与えて下さった山下さん、ありがとうございます。
藤田君、これから頑張って下さいね。







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