スズキ エブリイバンDA17V 5型【ルーフキャリアの空力と燃費の考察】
- みさわたけひこ
- 2024年8月27日
- 読了時間: 4分
更新日:21 時間前

◎エブリイのルーフキャリア
エブリイDA17V5型 ジョインターボ4WD AT ショップの試乗車で最初からキャリアが着いていました。
キャリアはかなり大型で、前面にはディフレクターがついていました。
長尺ものを運ぶことがあるので、キャリアは必要でしたが、
出来れば、もうすこしシンプルなモノが良かったなあと思っていました。
◎ルーフキャリアと空気抵抗
エブリイは燃費が悪いクルマです。 箱形のクルマなので空力が良いとは言えません。
おまけに、ルーフキャリアもあって、さらに悪化しています(汗)
(仮説) もしかしたら、ルーフキャリアの位置を変えることによって、空気抵抗に影響するのではないか?
それで燃費も良くなるのではないか?と、思いました。 (ここからは、素人の空力論なので話半分に聞いて下さい、過度のつっこみもご遠慮下さい)
◎エブリイの空力
箱形のクルマなので、トラックやバスと一緒でキャビン直後の上と左右に大きな負圧が発生する場所が出来るはずです。
この負圧の中にルーフキャリアを入れたら、
空気抵抗が減少して、高速走行時の燃費が向上するのではないでしょうか?(仮説)

◎ルーフキャリアを一番前にしてみる
で、早速やってみました。

一番前にキャリアを移動すると、 何とも今まで出くわしたことがないクルマの感じになりました(汗)
それでも、燃費が向上すれば良いかと思います。

結果、
前に付けると横風の影響がひどくなりました(汗)
トラックが追い越していったり橋の上では、横風であおられることがさらに多くなりました(汗)
燃費も何も変わりません。
結論
ルーフキャリアの取付位置で燃費はほとんど変わらないけど、
操縦安定性にかなり影響する
◎ルーフキャリアを出来るだけ後ろにしてみる
走行安定性のために今度はキャリアを可能な限り後ろに付けてみます。 リアゲートを開けたときに、ぶつからない最後部の位置です。 後ろにすると、走行がかなり安定します。
ちょうど、飛行機の尾翼みたいな役割になったのでしょう。


◎デュフューザーをはずしてみる
この前面についてる板、デュフューザーって必要なのでしょうか?
箱状の荷物の載せるときは効果があるかもしれませんが、そんな荷物を載せる予定もありません。
なので、思い切ってデュフューザーを剥がすことにしました。 何カ所か溶接で留めてあったのでグラインダーで削りました。
外観はとてもスッキリした感じ。

実際走ってみるとあきらかに変化があって、横風の影響がかなり低減されました。 たったこれだけの面積のデュフューザーだと思っていましたが、
かなり安定性に影響するみたいです。
高速道路走行時の燃費も5%ほど向上しました。
結論
デュフューザーは、かなり操縦安定性にかなり影響する
燃費にも影響する
◎いっそルーフキャリアをはずしてみる
燃費向上には、これが一番正しいと思います。
ルーフキャリアをはずすと、高速道路での燃費が確実に上がります、10%くらい。 横風の影響もさらに少なくなります。

◎ルーフキャリアとの共存
うちのエブリイの用途だと、
長い木材とか長尺ものを月に数回運ぶので、その度にルーフキャリアを付け外しするのはちょいと面倒です。
このルーフキャリアと共存しつつ、燃費と共存できることを考えようと思います。

☆
うちは写真屋さんです。
エブリイに乗って、いろんな土地に出かけてこんな仕事をしています。

