写真の勉強 【写真の勉強をする前のフリーランスのとしての心構え】
- みさわたけひこ

- 8月16日
- 読了時間: 2分
更新日:8月23日

写真のこと、絞りとか構図とか、撮影の仕方をいろいろ話をしていたのですが、
そんな話をする前に実は、 モノを創り出す人、生み出す人、としての基本的な心構えがあることに気付きました。
それがないと、どれだけ撮影の方法を学んだところで、技術のコレクションにしか過ぎません。 仏作って魂入れずで、写真を撮っていてもただの作業でしか過ぎません。
写真の勉強 【写真の勉強をする前のフリーランスのとしての心構え】
フリーランスとして撮影の依頼が来たら、相手の期待と要望を感じます。
それにすべて応えることこそが、自分の仕事だと思っている人も多いでしょうが…でも、 私はホントは違うと感じています。
相手の要望に応えること、これは必要最低限のノルマです。
でも、人と人との仕事は、野球で例えると
一方的なノックではなくて、キャッチボールですから…
次に相手にどんな球を返せるか、きらめく提案が出来るか、実がこの部分がホントの仕事だと思っています。 実はこれが、相手が期待している部分だと思っています。
これは写真に限らず、どんな仕事でもそうなのではないかと思っています。
言われたことだけやっていれば、相手の要望は満たすことが出来ます。
でもそれだけだったら、あなたに依頼する意味がないのです。
そんな人は、他にもたくさんいますから。
相手の要望を満たしつつ、こうやったらさらに良くなるとか、こっちの方が面白そうとか
撮影者が心の底から湧き上がる衝動が生まれて、こっちも見て下さいとプレゼンしたくなるのです。
上手く行くときもあれば、そうでない時もあります。
それでも自分の撮影に対する姿勢は貫けます。
その姿勢に、共感する人も現れます。
◇
こんな話を、いろいろな人に話して、
そうか!と納得する人と、ちんぷんかんでポカンとしてしまう人の二手に分かれます。 その違いは、本人が考えているゴール地点の違いなのだと思います。
このことは、言葉で教えたり、本を読んだりして学ぶことではありません。
本人が、日々の仕事や生活の中で、自分で気付くしか方法がないのだと感じます。
これがわからないと、どんなにいろんな技術を習得したところで、技術のコレクションでしかありません。
これがわからないと、フリーランスにならない方が安全だと思います。
少しでもひらめくモノがあったら、写真の勉強をする意味が出てくると思います。



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