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古民家専門 取材と撮影   三澤武彦

更新日:2023年9月20日




ねえ、知らないの?

ここが世界の中心なんだよ。






旅する写真屋

ずっと、「人」を撮ってきました。

いろいろな土地に伺って

ある時は、花嫁さんだったり

ある時は、家族の写真だったり。


いろんなところからお呼び頂いて

伺った先で、家の人から、地元の人から、いろんな自慢話を聴きます。

ある時は、その土地のことだったり

ある時は、その家のことだったり

ある時は、家族のことだったり


そんな話を聴いてるときに私は、ニンマリ。


ああ、この人は、

この土地に、この家に、家族に

ものすごく愛着があるのだなと感じて

だから、写真が撮りたくなるのです。






古民家専門 取材と撮影

クルマに新しい看板を付けました。 古民家が、好きなんです。


私自身が、 古い家や古いモノ、古い町や、その土地の歴史に興味があって

古民家を観察したい、古民家を撮りたいという願望もあるのですが、

実はそんなことより、これは これからの出会いのための「なげかけ」でもあるのです。


ほら、古民家って定義が曖昧でしょ。

築何年以上だったら古民家とか

日本建築に限るとか

実は決まりがありません。


そもそもどんな家でも、いずれ古民家になっちゃうし。


私が思っている古民家と

他の人が考えている古民家と

近いようで別のことを考えているかもしれません。




わたしの中の古民家

たとえば、私が思っている古民家とは…

家の古さとか、和風洋風とか関係ないんです。


わたしは「古民家」という言葉の中に、 その家が今までも愛されてきて、

この先も愛され残っていくだろうことに感激してしまいます。


先に話した、自慢話じゃないけど

住んでいる人が、その土地や家や家族に愛着を持っている。 それが家や、家の内外の普段の生活のいろんなモノから、愛情が見え隠れする。 それが私にとっては大好きでとてもたまらない世界。 わたしのなかの古民家の定義は、そんな感じなのです。







この小さなステッカーを見た人は

たぶん最初は頭の中に「?」となるでしょう。

(そこが、狙いだったりしますがw)


その人の中の定義で「古民家」というものとイメージします。


そしてこれに、興味をもったり反応する人って

どんな人なんだろうと、思ったわけです。


 古いものに興味がある?

 建物に興味がある?  あるいは、いまどきのお洒落な古民家?

 どちらかと云うと田舎好き?  DIY好き?

 オーガニック派?

 故郷のおばあちゃんの家が好き?  その家が好き、その土地が好き、家族が好き…etc


いろいろ考えてゆくと、最終的には、 その土地その家での暮らしそのものが、好きな人に

興味を持ってほしいと、期待してるんです。 それって、どんな人?

自分の中心 がある人

先に話した自慢話をしてくれる人、 そこがまるで世界の中心かのように自慢してくれる人。


それって実は、自分の中にちゃんと中心があることなんでしょう。 ネットで拾ってきた価値観じゃなくて

誰かに植え付けられた価値観じゃなくて

ちゃんと自分の「中心」を持っていることなんじゃないかしら?

だから、聴いていて楽しい。

そして自分も、「古民家」という建物だけを撮りたいわけじゃなくて そこに人が暮らし 土地での営みがあって

家族の感情が育まれている

そんな生活が感じられる

そこでの、「生きてる暮らし」そのものを撮りたいのだと、

今、自分の考えを確認しながら、これを書いています。

そう、ただの形じゃなくて、 その家、その土地に意味があって 暮らしそのもの 人生そのものを撮りたいのだと…

まとめ 結婚式の撮影の仕事を長くやっていて

結婚される二人が、

誰かから植え付けられた価値観や、

ネットで拾ってきた価値観に、翻弄されている姿を多く見てきました。

それって、あなたの中心ですか?



2012年から、自宅で花嫁さんになる撮影をはじめました。

家族と写真を残したり、結婚式をしたり、ということをはじめました。


肯定する人も否定する人もたくさんいました。


それこそ、ネットの価値観だったり

誰かに植え付けられた価値観だったりで判断して


でも、当のお二人やご家族は、

すでに、自分達の中に、ちゃんと価値観を持っているから、肯定も否定もあまり関係ない感じなんですよね(笑)



ねえ、知らないの?

ここが、世界の中心なんだよ。





そう、

わたしはそう思っている人たちの写真が撮りたいんだなあと 自分の中にちゃんと中心を持っている人の写真を撮りたいのだなあと再確認した次第です。



2023年9月

                             三澤武彦





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三澤家は今 …

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