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写真の勉強 みんなで映画鑑賞会第四回「砂の器」 1974 原作/松本清張 主演/加藤剛 丹波哲郎 森田健作


第四回目のみんなで映画鑑賞会は、「砂の器」でした。 定期的に映画鑑賞会をしています。

今回は30代から60代までのカメラマン5人が集まりました。

映画「砂の器」

日本映画界の金字塔。名作と言われている映画です。

かと言って、ひとりではけして見ることはないだろうと思うので、映画鑑賞会に登場した次第です。


わたしは三回目の鑑賞になると思います。

過去二回はかなり昔で、テレビで見ました。

ラスト30分の映像がとても印象的だったことを覚えています。


<追いつかない共感>

みんなで鑑賞していると、他の人の反応にいろいろ気付かされることが多いです。

考えてみたら、もう五十年以上前の映画です。

自分としては当たり前と思っていたシーンでも、時代が違いすぎて違和感を感じるみたい。

何よりもラストの30分が、昔見た時よりも印象に残りませんでした。 私自身が、現代のデジタルで盛られた映像に慣れすぎてしまったのかもしれません。

<原作と映画>

自分の中での「印象の違い」が気になって、ちょっと原作と映画のことを調べてみました。


最近、以前と違う印象を受ける作品や料理とかが増えてきて、自分が年をとってきたのだなと感じています。


原作は松本清張さんです。ミステリーの王様と言っても良い方です。

脚本は橋本忍さんと山田洋次さんです。

橋本忍さんは黒澤監督の右腕、「羅生門」「七人の侍」など名だたる黒澤作品を手掛ける方で、

山田洋次さんは私の大好きな寅さん映画の監督さんです。


ラスト30分のシーンは、原作では2行だけらしいです。


二人の脚本家には、ひとつの使命があったらしいです。(なぜそうしたかは不明)

それが、「主役を悪人にしない。」

そのためには、犯行に及ぶ動機が感情移入できる、共感できるものでないとなりません…

それが、父子の逃避行を描くラスト30分につながったと。

あつかうテーマが、差別という軽くはあつかえないテーマだったので、余計、批判や議論を遠ざけたのかもしれません。

<映像と時代>

自分がかつて感動した映画にも古さを感じてしまうことに自分でも愕然としています。

私自身も映像に関わる仕事でありとても気になるところ。

自分の写真もやがて古くなって「違和感てんこ盛り」の写真になって行くのだろうか?

はたまた、「違和感」さえも越えて行く心を震わせる作品でありつづけることができるだろうか?

映画を見終わってから、なんとなく鏡を見せられているような気分になりました。






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