写真を整理していたら、父と母の写真が出てきた。
昭和三二年 結婚当時。
この写真を見たとき
ああ、だからオレは写真屋をやっているのか…そう納得した。
古い写真が放つ何とも言えないオーラ。
自分が普段仕事で撮っているような、
SNSで氾濫する頑張っているような、
そんな写真と違う、別の何かが伝わってくる。
そう、自然に伝わる写真が撮りたいんだよ。
それはとても難しいのだけど
身内の写真に限らず、古い写真からは自然に伝わってくるモノがある。
それは何なのだろう?
生きている証というか、生きていた証というか、
そのとき、そこで生きていた事実だけがビンビンに伝わってくる。
オレが撮った写真も、年月が経ったらそういう風に見えるのかなあ?
そういう風な写真になって欲しいなあ。
三澤武彦の撮影モットー
盛らない
引かない
頑張らない
普通がいちばん
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