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執筆者の写真みさわたけひこ

古民家専門 取材と撮影   三澤武彦

更新日:6月25日




ねえ、知らないの?

ここが世界の中心なんだよ。






旅する写真屋

ずっと、「人」を撮ってきました。

いろいろな土地に伺って

ある時は、花嫁さんだったり

ある時は、家族の写真だったり。


いろんなところからお呼び頂いて

伺った先で、家の人から、地元の人から、いろんな自慢話を聴きます。

ある時は、その土地のことだったり

ある時は、その家のことだったり

ある時は、家族のことだったり


そんな話を聴いてるときに私は、ニンマリ。


ああ、この人は、

この土地に、この家に、家族に

ものすごく愛着があるのだなと感じて

だから、写真が撮りたくなるのです。






古民家専門 取材と撮影

クルマに新しい看板を付けました。

私自身が、 古い家や古いモノ、古い町や、その土地の歴史に興味があって

古民家を観察したい、古民家を撮りたいという願望もあるのです。



わたしの中の古民家

もともと古民家って定義が曖昧でしょ。

築何年以上だったら古民家とか

日本建築に限るとか実は決まりがありません。


以前は、どんな家もやがて「古民家」になると思っていたけど

最近は・・・


その家に人が住み続けて、

その家を守りたいと思う人がいて

そして「古民家」になるのだとわかってきました。


最初に話した、自慢話じゃないけど

住んでいる人が、その土地や家や家族に愛着を持っている。

それが家や、家の内外の普段の生活感あふれるいろんなモノから、愛情が見え隠れする。

それが私にとっては大好きでたまらない世界。

家の古さとか、和風洋風とか関係ないんです。


わたしのなかの古民家の定義は、そんな感じなのです。

この小さなステッカーを見た人は

たぶん最初は頭の中に「?」となることでしょう。

ちょっと意味不明ですよね?

実は、それが狙いだったりしますw


この看板に、興味をもってくれる人って

たぶん、私が撮影したいと思う価値観を持っているのではないかと思って


自分の中心 がある人

最初に話した自慢話をしてくれる人、 そこがまるで世界の中心かのように自慢してくれる人。


それって実は、自分の中にちゃんと中心があることなんでしょう。 ネットで拾ってきた価値観じゃなくて

誰かに植え付けられた価値観じゃなくて

ちゃんと自分の「中心」を持っていることなんじゃないかしら?

だから、聴いていて楽しい。

そして自分も、「古民家」という建物だけを撮りたいわけじゃなくて そこに人が暮らし 土地での営みがあって

家族の感情が育まれている

そんな生活が感じられる

そこでの、「生きてる暮らし」そのものを撮りたいのだと、

今、自分の考えを確認しながら、これを書いています。

そう、ただの形じゃなくて、 その家、その土地に意味があって 暮らしそのもの 人生そのものを撮りたいのだと…

まとめ 結婚式の撮影の仕事を長くやっていて

結婚される二人が、

誰かから植え付けられた価値観や、

ネットで拾ってきた価値観に、翻弄されている姿を多く見てきました。

それって、あなたの中心ですか?



2012年から、自宅で花嫁さんになる撮影をはじめました。

家族と写真を残したり、結婚式をしたり、ということをはじめました。


肯定する人も否定する人もたくさんいました。


それこそ、ネットの価値観だったり

誰かに植え付けられた価値観だったりで判断して


でも、当のお二人やご家族は、

すでに、自分達の中に、ちゃんと価値観を持っているから、肯定も否定もあまり関係ない感じなんですよね(笑)



ねえ、知らないの?

ここが、世界の中心なんだよ。





そう、

わたしはそう思っている人たちの写真が撮りたいんだなあと 自分の中にちゃんと中心を持っている人の写真を撮りたいのだなあと再確認した次第です。



2023年9月

                             三澤武彦





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